ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~
突然の異動
それは私が中堅のOA機器メーカーに入社して間もなく一年が経とうとする、ある日の事だった。
総務の仕事をいつも通り淡々とこなしていると、「佐久間君」と、課長に名前を呼ばれた。
「はい?」と私が返事をすると、
「部長から君に話があるらしいんだ。ちょっと来てくれないかな?」と言われた。
一応は疑問形だけど、有無を言わせない物言いに、やりかけの仕事が気になりつつも、「分かりました」と言って課長に付いて行った。
その時同僚の由佳里が口パクで『どうしたの?』と聞いてきたけど、私は『さあ?』というように首を傾げるほかなかった。
なぜなら、仕事で失敗した覚えはないし、もちろん何も不祥事は起こしてないので、部長から呼び出される理由に、私は全く心当たりがなかったから…
総務の仕事をいつも通り淡々とこなしていると、「佐久間君」と、課長に名前を呼ばれた。
「はい?」と私が返事をすると、
「部長から君に話があるらしいんだ。ちょっと来てくれないかな?」と言われた。
一応は疑問形だけど、有無を言わせない物言いに、やりかけの仕事が気になりつつも、「分かりました」と言って課長に付いて行った。
その時同僚の由佳里が口パクで『どうしたの?』と聞いてきたけど、私は『さあ?』というように首を傾げるほかなかった。
なぜなら、仕事で失敗した覚えはないし、もちろん何も不祥事は起こしてないので、部長から呼び出される理由に、私は全く心当たりがなかったから…
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