ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~
「ごめん。でもほんと美味しいから、お代わりしたら由佳里も食べなよ」

「はいはい」

「で、何が納得なの?」

「何だっけ? あ、そうそう。なぜノアか、よ」

「うんうん」

「たぶん、内の部長、庶務部長かもっと上からかに頼まれたのよ。アンタを受付にくれって。受付は庶務の管轄だからね」

「ああ、だから私が営業に決めたら、拗ねたような顔をしてたのね。点数稼げなくて。ざまあみろだわ」

「それにしてもアンタ、営業出来るの?」

「さあ…?」

「営業って言えばさ…」

その時、お店に二人の若いサラリーマンが入って来た。

「噂をすればだわ」

「え?」

私がその二人に視線を送ろうとしたら、「見ないで!」と由佳里が言ったので、私は慌てて下を向いた。
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