ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~
「どうして寝るのに色気が要るの?」

「要る、とは言ってない。ないと言っただけだ」

「つまりは同じ事でしょ? 慎司さんのエッチ」

「エッチで悪かったな。じゃあ、俺も浴びて来る」

「行ってらっしゃい。色気のある寝間着を持って行ってね?」

「あはは。そうするよ」


髪の毛をドライヤーで乾かし、テレビをボーッと観ていたら、慎司さんが戻って来た。

慎司さんは、白いTシャツに白のジャージという格好だった。

「何よその格好。色気ねえなあ」

慎司さんの口まねをして私が言ったら、慎司さんはニヤっとした。

「おまえに合わせたのさ」

「じゃあ、普段はどんな格好なの?」

「ん? パンツ一丁」

慎司さんのその姿を想像したら、思わず顔がカーッと熱くなった。

「やっぱり普段通りでいくかな」

「ちょ、ちょっと止めてよ」

「嘘だよ」

慎司さんがふざけてジャージをずらした時、黒っぽいパンツがチラッと見えて、ますます顔が熱くなっちゃった。
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