ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~
「私、何か言ってた? その…、寝言で」

「いや、意味のあるような事は何も」

よかった…

「夜中におまえがシクシク泣いてるから、俺が『大丈夫か?』って声を掛けたら、おまえは『助けて』って言いながら俺に抱き着いてきた」

「本当に?」

「ああ。やがておまえは落ち着いたみたいですやすや眠りだし、逆に俺は眠れない長い夜になっちまった」

「どうして眠れなかったの?」

「そりゃあ、俺も男だからだ」

「どういう事?」

「解らないか?」

「うーん、解ったかも」

「そうか、よかった。じゃあ俺を誉めてくれ」

「ん…、いい子、いい子」

私がふざけて慎司さんの頭を撫でてたら、その手をギュッと掴まれ、チュッとキスをされた。
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