ツンデレ美女の恋愛事情～新・素敵すぎる上司～

「そうね。私には望愛の気持ちを解ってあげられないのは確かよ。でも言わせて？
その脚を触った人と慎司さんでは、全然違うでしょ？」

「それは、確かにそうだけど…」

「望愛にとって、慎司さんは特別な人なのよ？ だって、あなたが唯一愛する人なんだから。他の男の人とは違うの。一緒にしてはダメよ？」

「一緒になんかしてない」

「でしょ？ 愛する人と結ばれる事は、体だけじゃなく、心と心が結ばれる事だと思うの。肉体的な快楽だけじゃなく、心が喜びを感じる行為なのよ」

「心と心…。理屈では解る気もするけど、恐いのよ。行為そのものが恐くて仕方ないの」

「その恐怖を取り除くには、やっぱり慎司さんの協力が要るわね？」

「え？」