ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~
エピローグ
大型連休が明けたある日。私は由佳里といつもの居酒屋さんへ来ていた。

「ノア、ここは4人掛けの席だよ。いいの?」

「うん、後から二人来るから…」

「二人って、誰と誰?」

「来れば分かるよ」

「もったいつけないで、教えなさいよ…」

「教えな〜い」

「もう…。でも最近のノアってさ、機嫌いいよねえ。いつもニコニコしてるから、会社の男どもがみんなドキドキしてるって話だよ」

「そ、そうかなあ。やっぱり顔に出てる?」

「出てる、出てる。何かいい事あったの? 教えなさいよ。親友でしょう?」

「今夜言うから、もうちょっと待って? ああ、来た来た」
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