愛しきキミヘ
何でもない話しを、3時間していた。

女の人とこんなに純粋にただ話していたのなんて初めてだ。


それがこんなにも楽しかったなんて、友達に言ったら笑われるだろうか。


さゆりの事など一瞬すら思い出さなかった。

嫌な事なんか思い出す隙間もないほど、楽しい時間。




また、会いたい。

けれど次会った時は、完全に我慢が出来ないと思う。


そう思ってしまうほど、希美に完全に惚れていた。

今日このまま…

と、思ったりもした。

だけど希美をさゆりとの事に絡ませたくない。

希美に嫌な思いは感じさせたくないと思ったんだ。
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