愛しきキミヘ
そっけないし、酷い言葉だとはわかっていた。

だけどそんな言葉を普通に言ってしまうほど、もう限界を超えていたんだ。

希美を好きになった事で、今度こそ別れられる自信が出たんだ。



心の中で、ハッキリとしたものが出来たからかすぐに眠りにつけた。

そして意外にも、さゆりからの連絡が来なかった。

何となく理解してくれたのか。


いや、そんなに物分かりの良い女なはずがない。

きっと何か考えているんだろう。

< 19 / 68 >

この作品をシェア

pagetop