愛しきキミヘ
そしてまた課長の所へ行くという、ショックな知らせ。

頭の中はこんがらがっていた。


「ひでくんの家行くとき、必ずここ通るんだ。」

「ちょっと!だからあんた何なの?
けんちゃんの何なの?」


頼む、希美に絡まないでくれ…



「友達だよ。
あなたにもたくさんいるでしょ?友達?彼氏?どっちかなぁ~?」

希美!?

「何言ってんの?
変なこと言わないでよ!
さゆりはけんちゃんだけだもん!」

「いい歳なんだから、自分の事"さゆり"とかいうのキモいんですけど。
しかも"だもん!"って、ウケる。
それが可愛いと思って話してる時点で可愛くないから。」
< 22 / 68 >

この作品をシェア

pagetop