愛しきキミヘ
「とりあえず、健太はそれっぽい事やってて。
その子来たら教えるからさ。」

「わかった。」

俺は1週間お試しコースに入会して、ジムに入った。

通えたら良いとは思っていたが、さゆりもいたし仕事終わりにこれる余裕はなかった。

これを機会に本当に入会しようか。



「!!!
って、もういるし!」

もしかしたら会えないかもとすら考えていたのに、すぐに会えたらしい。

「やったじゃんか。
で、どの娘?」

「あのランニングマシーンで走ってる人だよ。
やっぱり綺麗な足だなぁ。」

巧の指す方を見ると、小柄で長い髪を少し高めのところでポニーテールしている、脚の綺麗な女の人がいた。

後ろ姿でも可愛いと予感させる。

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