愛しきキミヘ
頭の中は希美と課長の事でいっぱいだった。

でも俺も仕事を頑張らなくては。


課長になることは出来なくても、出来る男になりたい。

課長に負けたくない。




休憩中携帯にメールが届く。


【今日ひでくん仕事で遅くなるんだって。
もし良かったらご飯食べに行こ♪】


希美からだった。

半分の文章は余計だった。

それでも会えるなら嬉しい。


【もちろんいいよ。】

俺はすぐにメールを返した。

こんなにすぐにメールを返したのなんて学生以来の事だろう。

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