愛しきキミヘ
また会う口実を作れた。


「ってまた私ばっかり話してる。
健太くんの趣味は?」

「話してていいよ。楽しいからさ。
俺は今は趣味ないんだ。」

「昔は何かあったの?」

「それなりに色々したよ。
ダーツもしたし、サッカー、ゴルフとか。」

「私もダーツちょっとは出来るよ。
本当にちょっとだけど。」


希美といると退屈さなんて感じないんだろうなと思う。


「あっ…やば…」

希美のテンションが急に下がる。

「気持ち悪くなってきたかも…」
< 63 / 68 >

この作品をシェア

pagetop