愛しきキミヘ
「えっ?
大丈夫?今水頼むから。」

「ありがとう。
あー。今日は調子良いと思ったのにな。」

今までずっと話し続けていた希美が静かになる。

「気持ち悪い…」

そして顔が青白くなる。


「顔色悪いよ。
吐いて来るか?」

「う~ん、あんまり呑んでないから吐けないんだよ。」

希美は座敷に横たわった。

「横なると余計酔い回るぞ。」

「うん。
でも起きてられないもん。」


こんな時に不謹慎かもしれないが、希美がとても可愛く見えた。
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