愛しきキミヘ
課長の前で自信満々に大丈夫だと言ったのに、これではまたダメだと言われてしまう。


「希美、ちょっと外の空気でも吸わないか?」

「あっ賛成!
少し風に当たると良いかもしれない。」


そういって店の外に出た。

俺がおごるつもりでいたのに、きっちりと割り勘にされた。

まぁ…友達ならそうなのか。


夜風に当たる希美は綺麗だった。

サラサラの髪が風で少し舞う。


「健太くん。」

「ん?どうかしたか?」
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