〔完〕あなたと過ごす季節
「なら女子は・・・山崎さんに頼みたいと思います。」

「えぇ?」


私を見つめながら言った咲良のせいで、みんなの視線が私に突き刺さる。


「私にはできないよぉ、そんな大役・・・。」

「大丈夫だろ。」


何で咲良はそんなに呑気なの??


「先生、これって拒否できないんですか?」


先生に助けを求めたのに返ってきた返事は


「憎むんなら俺じゃなくて手を上げなかった女子たちを憎むんだな。」

「・・・・・・。」


先生の言葉に固まる私。
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