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6時が回る頃、交代の
バイトの人が入ってきて
彼は、帰ろうかなと言った。


帰り際、このままでは
もう会えなくなるような
そんな気持ちになって
思いきって連絡先を
交換することにした。

快く承諾してくれた彼は
八重歯を見せてニカッと
笑った。


朝日が反射して
切なさを増した。

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