夜中散歩
「やばい!」
目が覚めると、朝の7時過ぎだった。
「どうして起こしてくれなかったの!?・・・あれ?」
寝室を飛び出し、リビングへ向かうと誰も居なかった。
その代わりに置手紙が。
【行ってくる!鍵はポストに入れといてちょ~♪】
男性にしては少し丸っこい字でそう書かれている。
その手紙に少し愛しさを感じると、慌てて鞄の中から制服を出した。
久々に制服に身を通してみると、やっぱりまだ見慣れない。
いつもドレス姿で居るからだろうか?
見るからに女子高生ですって感じになると、やっぱりまだ自分は学生なんだなと思う。
急いでマンションを出て、言われたとおりポストに鍵を入れた。
7時半・・・もしかしたら間に合わないかも。
駅までタクシーで行こう。そう決めると少し歩いて路地に出てタクシーに乗り込んだ。
「学生さんですか?」
運転手にそう聞かれながらメイクをする。
ネクタイの色が服装に合っていない運転手だった。
「はい、ちょっと今日寝坊しちゃって・・・」
笑って言うと、5分もしないうちに駅に着く。
「1250円になりますね」
そう言われて財布を見るも、1万円札と5000円札しかなかった。
5000円を財布から抜き出し運転手に渡す。
そしてタクシーを降りようとすると勿論運転手はお釣りを渡そうと引き止める。
「お釣り!お釣り忘れてますよ!」
「なんかいいネクタイでも買ってください、それで」
振り返って笑い、急いで改札へと向かった。
目が覚めると、朝の7時過ぎだった。
「どうして起こしてくれなかったの!?・・・あれ?」
寝室を飛び出し、リビングへ向かうと誰も居なかった。
その代わりに置手紙が。
【行ってくる!鍵はポストに入れといてちょ~♪】
男性にしては少し丸っこい字でそう書かれている。
その手紙に少し愛しさを感じると、慌てて鞄の中から制服を出した。
久々に制服に身を通してみると、やっぱりまだ見慣れない。
いつもドレス姿で居るからだろうか?
見るからに女子高生ですって感じになると、やっぱりまだ自分は学生なんだなと思う。
急いでマンションを出て、言われたとおりポストに鍵を入れた。
7時半・・・もしかしたら間に合わないかも。
駅までタクシーで行こう。そう決めると少し歩いて路地に出てタクシーに乗り込んだ。
「学生さんですか?」
運転手にそう聞かれながらメイクをする。
ネクタイの色が服装に合っていない運転手だった。
「はい、ちょっと今日寝坊しちゃって・・・」
笑って言うと、5分もしないうちに駅に着く。
「1250円になりますね」
そう言われて財布を見るも、1万円札と5000円札しかなかった。
5000円を財布から抜き出し運転手に渡す。
そしてタクシーを降りようとすると勿論運転手はお釣りを渡そうと引き止める。
「お釣り!お釣り忘れてますよ!」
「なんかいいネクタイでも買ってください、それで」
振り返って笑い、急いで改札へと向かった。