for you
横で梓は顔をひきつらせている。
「チビでなぁにが悪い!しかもあたしは151センチだ!チビって言うなぁ!チビって!」
真っ赤になって怒るあたしに男は圧倒された様子。
かなり驚いている。
あたしは男を睨みつけ、
「ふんっ!梓行こっ!」
梓の手をとって教室の中に入った。
「あの…あかり?」
きぃー!!
なんなの、アイツは!?
本当に昨日の人と同一人物?
全然違うじゃない!?
あたしのトキメキを返せっ!
背が低いことを
気にしていたあたしは
ズバリそれを指摘され
かなりキレていた。