私とあなたの秘密な恋
席替え当日・・・。
竹口は無駄口が多いため、いつも指定席だ。
どうしよう。6番・・・。6番・・・。

くじ引きを引いた。そこにかいてあったのは・・・。6?かな。9かな?
「先生これ・・・。何番ですか?」
「あぁ。ごめんごめん。それ、6番だよ。」
きたぁぁぁぁぁぁっぁ!!!
竹口の2回目の隣。あっでも後ろの席三坂さんだ・・・。どうしよ。
席を替えたあと・・・。
三坂さんがあたしに話しかけてきた。
「この前は本当にごめん。あんな冷たい言い方むかついたよね?ごめんね。」
まさか・・・。三坂さんが謝ってくれるとは・・・思わなかったよ!うれしい!
「うん!ぜんぜんいいよ!」
そして三坂さんにもあたしの好きな人を教えた。
「えぇぇ!?」
「今となりじゃん!がんばれ!」
しかも最高なこと・・・。竹口の通路はさんでが小山だったのだ。
「小山近いね!」
私は喜んで喜んで喜びまくった。
でもそれが裏切りに変わるとは思いもしなかった。
1限。算数。
竹口が問題を間違えた。
「ここちが・・。」
私が教えようとした途中で小山が言った。
「そこ12だよ?竹口のバァか!」
「お前に言われたくないし!」
2人は笑っていた。
小山・・・。あんた好きなひと茂野じゃないの?
私は心の中でひっそり言った。
なんか裏切られた気分・・・。
私はそうおもいながらも、そのあと、小山とはいつも通りに接した。
けれど、私の内心は嫉妬心でいっぱいだった。
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