私とあなたの秘密な恋
相変わらず私は竹口と喋れないままだよぉ。
席替えするまえに、一回は楽しくいっぱい話したいよ。
私は三坂さんと驚くほど仲良くなっていた。
今では、小山、三坂さん、私でいる。
三坂さんにこっそり言ってみた。
「うちね、一回や二回でいいから竹口と楽しくいっぱい話したいんだ。だからきっかけつくってくれたらまじ感謝!」
「うん!じゃあ今日班行動あるじゃん?そのときに、うち竹口と峰さんが話せるようにがんばってみる!」
「うん!ありがとう!」

ー家庭科(調理実習の時間)ー
私と三坂さんと竹口と小菅の班だ。この班はわたしにとって、最高だと思った。
三坂さんがわたしに言った。
「がんばってね!」
私は強くうなずいた。
あれ?おかしいな。さっきから竹口と三坂さんしか話してないような気がするんだけど。
どういうこと?協力してくれるんじゃないの?
私は三坂さんにひじでつっついてみた。
そしたら、三坂さんは、
「いったぁい。なにするの?峰さん!」
「どうした?三坂!」
竹口がいった。
「峰さんが暴力ふるってきた!」
えぇぇ?
「お前最悪だな。そういう人だったんだ。」
竹口に言われた。なんで?どうして?
私はすぐに小山に相談しにいった。
「三坂まじうざいよ!うちに協力するっていったくせに、竹口とってんのー!」
私は今にも泣きそうな気持ちを必死で抑えた。
「まじで?最悪じゃん。グループからはずしてやろーぜ!」
「小山・・!」
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