私とあなたの秘密な恋
「ねぇ。相談に乗ったかわりにうちの相談もしていい??」
「うん。ぜんぜんいいよ!」
逆に相談されてうれしい!
「うち岸田さん嫌いなんだ!!」
岸田さんって竹口の隣の岸田さん??確かにイライラするー!
「でもなんで??」
「あのね…私、岸田さんと2年のとーき仲良かったんだけど、うちを仲間はずれにしていじめてたんだうちのこと…」
小山はいまにも泣きそうな顔でいった。
そっか…。そんなことがあったのか…。今まできずかなくてごめんね?小山?
「そっか…でも安心して?うちわいつでも小山の味方だからね?」
「峰ーー!」
私はそんな小山がものすごく大切な友達だと改めて感じた。
「ねぇ。うち実は好きな人いるんだ。」
小山は顔を赤くしていった。
「え??誰?」
気になる!
「茂野寛だよ!」
え?そうだったの??寛とは小学校が一緒で、とても優しくてでも身長が低いため、あんま目立たないけど、愛されキャラの寛なのだ。
「えー!?そうだったんだー!応援するよ!ガンバ!」
「うん!ありがとう!」
ねぇ。この流れでうちの好きな人も言ったほうがいいのかな?
「うちの好きなひと教えたほうがいいかな?」
「うん。気になるけどなにも、ムリして言うことはないよ?」
ううん。ムリじゃない。小山なら胸を張っていえる気がする。
「うちの好きな人はー」
「竹口健斗です。」
小山は一瞬曇った顔になったような気がした。
・・・気のせいかな?


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