家出少女
《次は新宿~新宿~お出口は右側です。》もおつくのか…

[新宿つきました!!]
[南口で待ってます。]

「南口?あっちぢゃん!」
めんどー…まっいっかあ
なんて考えながら南口へ向かった。
[南口着きましたーうちら制服なんですけどそこから見えますか?]
[んーちょっと見当たらないかな?]
[うちらは改札出てすぐのところです]
[あーいたいた!]
それっきりメールはこなくなり
泊めてくれる人も現れなかった。

「どーする!?」
「…」
「あーもぉ!!まぢなんでこねぇんだよ」
「さ…そぉ」
「えっ?」
「来ないから探せばいんだよ」
改札を出てしまった私達は
“探す”という方法しかなかった
「でもどーやって?」
「これがあるじゃん」
そう言って舞菜は携帯を出した
「また掲示板?」
「違う舞菜のメル友」
「メル友ってみんな会ったことないんでしょ?やだよー誰だかわかんない人なんて」「掲示板の人だって誰だかわかんないじゃん」
多少口喧嘩をしながらも舞菜は
泊めてくれる人を探した。
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