キミがいた証
すると、段々お兄ちゃんの顔色が青くなっていくのがわかった。
「ままま、まさか、もうキスしたなんてことはないよな?」
と、“ない”と言うことを願いながら聞いてきた。
私は何も言えず、あはっと笑い目線をそらした。
するとお兄ちゃんは
「優斗!てっめぇ!!真白を汚しやがって!!」
と優斗に迫っていった。
「お、お兄ちゃん!?」
嘆き怒るお兄ちゃんと心配する私をよそに、優斗は爆笑してお兄ちゃんを交わしていた。