キミがいた証
私はその千夏の反応に少しビックリしながらも、優斗との出会いを話した。
最後まで話終えると、
「何だか良いねぇー…。素敵じゃん。」
と、千夏が言った。
そう言えば最近、何も願い事唱えてないなぁー…
これ以上の幸せなんてないもん。
優斗の側にいれたらそれだけで良いの。
そう、神様。
私はこれ以上の幸せなんて望みません。
なのに何でだろう…
これから起こることを、私たちは知る術もなく、
ただ…
ただ待つしかなかったのかな―…