キミがいた証
スノードロップ
次の日、授業がすごく長く感じた。
そして授業が終わった瞬間、学校を飛び出して、例の場所へと向かった。
―――――――――
――――――――
―――――――
「着いたー!!」
って勿論先輩はまだ来てない。
そりゃ、あんなに夢中で走って来たからね。
先輩が来るまで結構時間がありそうだから、何かしてようかなぁ―…
と考えてたら…
「真白!おはよう。」
「先輩!おはようございます!って、もうそんな時間帯じゃないですけどね。」
「あはは、確かにな。」
「に、しても、先輩早いですね。」
私なんかあんなにも走って来たのに。
「真白の方が早いだろ、帰る準備しながら外見てたら、真白が学校飛び出していくの見えたから。」
やだ、見られてたんだ。
顔が赤くなるのが自分でもわかった。
「嬉しかった。さて、スノードロップの話、しよっかぁ。」