キミがいた証


そのまま、時が止まったような気がした。




そして、その心地の良い沈黙を破ったのは、優斗だった。





「真白…」





名前を呼ばれただけでドキッとする。





「俺さ、こんなに人を好きになるの初めてなんだ…」





うん…




私も初めてだよ。





「俺はこれからもずっと、嬉しいときも、悲しいときも、時を一緒に刻んでいきたい。」




段々目の辺りが熱くなってくるのを感じた。




「俺の側に、ずっと、いてほしい。」







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