キミがいた証
「自分を否定しない…?」
よくわからず優斗に聞くと、
「“私なんか”とか“私が居なかったら”とか、絶対に言わないこと!!煌輝がよく言うって言ってたから。」
お、お兄ちゃん…!!
「ね?分かった??」
「うん。」
そう答えると、
「よし!!良い子、良い子!約束だよ。」
と、頭を撫でてた。
そして、リングがなくなったチェーンに、クローバーの形の硝子を通し、また、私の首へと戻した。
「幸せ倍増!」
って無邪気に言いながら。