キミがいた証
「千夏、おはよっ!!」
私は笑顔で言った。
「なんだか出掛けるの久しぶりだね!」
「うん!だから楽しみ!!」
久しぶりに遊んだ私たちは勿論の如く浮かれていた。
そしてよく行っていた喫茶店に入った。
で、勿論始まるのが女の子トーク!
「真白はお兄ちゃんも彼氏も格好良くて羨ましい!」
「私も幸せ!」
だなんて惚気ていた。
本当に凄く幸せ。
幸せだったの。
まさか、ほんの数分後にこの幸せが崩れるだなんて、誰も考えなかったと思う―…