キミがいた証


「お前、優斗と約束したんだろ!?」




約束…





『どんな時もさ、自分を否定しないで?それで笑顔でいて?』





そんな…無理だよ…




もし私が居なかったら、優斗はきっと生きてた。




生きてたんだよ…?




出会ったことを初めて後悔した。




出会えなくても…




幸せな気持ちを知らなくても…




優斗が生きてる方が、ずっと、ずっと…





「約束…したんだろ…?」




お兄ちゃんの声が震えていた。





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