キミがいた証
それでね、色々と気付いたの。
私を涙にさせるのも
私を笑顔にさせるのも、
全部優斗だったんだなって。
やっぱり凄く大好きだよ。
「それより真白!今日、ケーキバイキング行こうよ!!奢るからさ!」
「ケーキバイキング!?しかも奢るって、いきなりどうしたの!?」
そう言うと千夏は少し呆れぎみに、
「はぁー…この子は…」
と言った。
「真白の誕生日でしょ!!」
その千夏の言葉で、すっかり自分の誕生日を忘れていることに気付いた。