キミがいた証
「もう…っ、順番が逆だよね…」
そう私が涙を拭いながら言うと、雪羽ちゃんが、
「順番が逆ってなぁに?」
と、聞いてきた。
お兄ちゃんも視線を私に向けてきた。
「去年はね、指輪くれたの。」
そう笑顔で言うと、お兄ちゃんは、
「は!?んなの聞いてねぇ!!」
と、ご乱心。
そんな様子を見て、みんなで笑い合った。
だから私は、指輪を2つはめている。
みんなが騒いでる中、ふと窓から空を見ると、たくさんの星が輝いていた。
優斗…
有難う…