キミがいた証
そこには、楽しそうに笑っている、雪羽ちゃんと空虹ちゃん、そして、先輩が写っていた。
「楽しそう…」
思わずそんな言葉が溢れた。
「うん、二人とも小さいだろ?空虹が二歳の時」
「いいなぁ…。うちにはアルバムないからなぁ…」
「アルバム作らないの…?」
「お父さんが亡くなってから、作ってなくて…。それまで作ってたのも、お母さんがしまいこんじゃったんです」
「ごめん…」
「いえ、謝らないでくださいっ!実は探そうと思ったら探せるんですから!」
そう、探せる…
けど…