キミがいた証




夜、皆が寝静まった頃…




私は1人、寝れないでいた。




どうしても、どうしても気になって…




何かわからない恐怖を感じで、私は枕を抱きしめ、お兄ちゃんの部屋に行った。




―ガチャッ




「お…お兄ちゃん…?」




ドアを開けながら言ったら、




「真白、どうした?眠れない?」




いつものように、優しいお兄ちゃんがいた。



「うん…、今日だけ…今日だけこっちで寝ていい?」




「いいよ」




私はお兄ちゃんの方に行った。




「真白、髪長くなったなぁ」




「うん、伸ばしてるの!今、肩より少し長いから、腰近くまで伸ばすの!」




「そっか。じゃぁ、その目標が達成した頃、また会おうな」




「へ…?」




< 52 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop