キミがいた証
―ドカッ
無理矢理どこかに連れていかれて、突き飛ばされた。
身体全身に痛みが走る…
「坂中さん、あんた一体いつまで優斗に付き回ってるつもり!?」
「いい加減迷惑なのよね!!彼女とかふざけんなっての!!」
「………。」
身体が痛い…
「あぁ!?聞いてんのかよ!!!」
―ドカッ
「…っ…。」
一人の人が殴りだし、他の人までもが殴りだしてきた。
どうしよう…
意識が飛びそうになった瞬間、一人の人から信じられない名前がでてきた。
「ったく、煌輝もこんなんのどこが可愛いんだかね。」
え…?
お兄ちゃん…?
何でこの人が知ってるの…?
考えているうちに意識が飛んだ。
もう、身体全身が痛すぎて、
生きているのかさえ、わからない―…