キミがいた証
お互いにびっくりして口を開けなかったら、優斗が言った。
「ごめんな、真白。知ってたけど、ずっと黙ってた。」
へ…?知って…?
「煌輝は大切な親友だから…言えなかったんだ。」
申し訳なさそうに言う優斗に
「何でお兄ちゃんと知り合いなの…?何でお兄ちゃんがここにいるの…?」
ただ、聞くことしかできなくて…
「お兄ちゃんはなんで…いきなりでていっちゃったの…っ…?」
また涙が頬を伝う。
「真白…ごめんな…。」
今度はお兄ちゃんが口を開く。
そして、全てを教えてくれた。