キミがいた証



俺は指定された公園に向かった。



公園に着くと、まだだれも来ていなかった。




到底相手は一人だとは思えない。



普段なら無視して帰るから、真白の名前を出して呼び出すとはよっぽどだ。



本当に一体どこで真白のことを知ったんだ―…





暫くすると、公園に何人かの柄の悪そうな奴等が入ってきた。




「呼び出したのに待たせるとか、いい度胸してるな。」



相手はそう言った俺を見て、フッと笑った。



もちろん俺は奇妙そうな顔をする。




「余裕だね。」



と奴等のリーダーと思われる奴が言った。




「真白ちゃんが大切なんだろ?なら、お前は手を出せない。」




嫌な予感がまたする。



こいつらは一体何を知って、何をしたいんだ―…?




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