キミがいた証
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数十分後、
「………っ…」
身体のあちこちから血が溢れ、意識も段々モヤモヤとしてきた。
奴らのリーダーは他の奴を返し、俺と二人きりになった。
「本当に良い気味だ。あんな女1人のためにこんな愚かな。」
この時、俺の中で、何かが切れる予感がした。
そして奴の次の言葉で、俺は完全にキレた。
「本当にあんな存在があるか、ないか、わからないような奴のために。」
そう、この言葉で、俺の理性はプツンと切れた。