キミがいた証
「お前の所に、居候させて欲しい。真白に秘密で。」
「お前、本気かよ…」
「本気だよ。もちろん学校も辞める。ちゃんと働いて金払うから、居候させて欲しい。」
俺は真剣に言った。
「お前の母さんは、良いって言うのかよ…」
「言わない…けど、意地でも出ていく。」
それから優斗と数時間話し合って、優斗の家に居候させて貰うことになった。
そしてその日の夜、
俺は母さんに話した。
もちろん反対。
けど、反対を押しきって、無理矢理家を出てきた。