キミがいた証




聞くのが怖い。




聞いて良いのか、よく分からなくなった。





「真白…」





お兄ちゃんが名前を呼ぶ。




「分からないよ…っ…」





今日1日で色々ありすぎて頭がまわらない。



真っ白で、なのに矛盾しているようにパンパンで…





そんな私を装って、今日は疲れたからまた明日にしようか、とお兄ちゃんが私に布団を被せた。




けど、色々と気になって仕方がない。




が、それよりもお兄ちゃんの懐かしい、お休み、と言う声に疲れの方が勝った。




気が付いたら私は、夢の中にいた。





< 93 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop