キミがいた証
聞くのが怖い。
聞いて良いのか、よく分からなくなった。
「真白…」
お兄ちゃんが名前を呼ぶ。
「分からないよ…っ…」
今日1日で色々ありすぎて頭がまわらない。
真っ白で、なのに矛盾しているようにパンパンで…
そんな私を装って、今日は疲れたからまた明日にしようか、とお兄ちゃんが私に布団を被せた。
けど、色々と気になって仕方がない。
が、それよりもお兄ちゃんの懐かしい、お休み、と言う声に疲れの方が勝った。
気が付いたら私は、夢の中にいた。