キミがいた証
私はお兄ちゃんが料理を運んできている姿を見ていた。
すると優斗が、
「朝食は大体、煌輝が作ってるんだ。」
と言った。
「前は朝はお母さんが作ってたけど、お兄ちゃんと二人の時は何時もお兄ちゃんが作ってくれてたの。」
「へぇー。だから料理上手いんだな。最初意外でビックリした。」
と笑いながら二人で喋っていたら、いつの間にか料理が揃っていた。
そして皆で、いただきます、と言った。
すると雪羽ちゃんが、
「あー!!煌兄ちゃん雪羽の嫌いなのいれたでしょー!!」
と言い出し、空虹ちゃんも
「空虹のもー!!」
と口を尖らせて言った。
「好き嫌いは良くないぞ!とりあえず食べろ!」
とお兄ちゃんと二人のやりとりが凄く微笑ましく感じた。