【短編】偽りの幸福☆
でも、それじゃあ、
今ソファーに座っている彼は?
疑問に思って彼を見ると、
いつのまにか立ち上がり、
弟のすぐ後ろに立っていた。
手には、ダイニングにあった椅子を持って。
彼が、寂しそうに微笑む。
「姉さん、さっきからどこを見てるんだよ!
姉さんの彼氏はもういないんだぞ!?」
「え?彼なら、今あなたの後ろにいるよ・・・」
彼は、頭上に持ち上げた椅子を一気に振り下ろした。
ドンッ・・・重くて鈍い音が、部屋の中に響いた。
リサはゆっくりと玄関に向かうと、
ガチャリと鍵をかけた。
「ねえ、やっぱり今日は部屋でゆっくりしよう?」
彼は無言のまま、ゆっくり微笑んだ・・・
(END)
読んでくださり、ありがとうございます(^^)
今ソファーに座っている彼は?
疑問に思って彼を見ると、
いつのまにか立ち上がり、
弟のすぐ後ろに立っていた。
手には、ダイニングにあった椅子を持って。
彼が、寂しそうに微笑む。
「姉さん、さっきからどこを見てるんだよ!
姉さんの彼氏はもういないんだぞ!?」
「え?彼なら、今あなたの後ろにいるよ・・・」
彼は、頭上に持ち上げた椅子を一気に振り下ろした。
ドンッ・・・重くて鈍い音が、部屋の中に響いた。
リサはゆっくりと玄関に向かうと、
ガチャリと鍵をかけた。
「ねえ、やっぱり今日は部屋でゆっくりしよう?」
彼は無言のまま、ゆっくり微笑んだ・・・
(END)
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