『ヴァンパイア』短編・6ページ・完
「ところでバンパイアって生き血とかって吸うんだろ?」
「吸うわけないじゃない。あたしゃドラキュラか」
「ドラキュラじゃないの?」
「ドラキュラじゃないに決まってるじゃない。あたしの名前は闇原 真由子でしょ?」
「ん?それは知ってるけど」
「あんた知ってる?ドラキュラって人名よ。ドラキュラ伯爵って人の名前。あんた人間?それとも鈴木って聞いてるのと一緒よ」
「ドラキュラ伯爵って名前のバンパイア。鈴木っていう名前の人間。そういうこと。わかる?」
「ふうん。ドラキュラって人は有名なんだね」
「そりゃ処女の生き血を専門に吸ったパイオニアだからね。まぁ逆にバンパイアの中にほかに有名な人がいなさすぎるだけだけど…」
「なんでだろうね?」
「みんな夜型だからじゃない?」
「夜型ってたいへんだね」
「もう、ホント大変。電車バスは止まってるし、テレビはちょっとエロいのしかやってないし、ショッピングなんかコンビニとアマゾン以外でしたことないし」
「それで真由子は生き血は吸わないの?」
「吸うわけないじゃないっ!」
「そうなの?」
「じゃあ、逆に聞くけどあんた魚たべるわよね?」
「まぁ、食べる」
「じゃあ白魚の踊り食いって好き?」
「いや、好きじゃないな。っていうか白魚の踊り食いが好きな高校生って・・・」
「どうして?」
「だって、のどの奥でうねうねして気持ち悪いもの。それに生きてる魚なんて手には入らないし」
「そうでしょ?じゃああんた牛や豚って食べるわよね?」
「ん、まぁ」
「それじゃあ走ってる牛や豚を見て、あー、おいしそうとかって思う?追いかけていって喉元にがぶっと噛みついてみたりする?」
「いや、それはないな。まぁそれ以前に牛や豚が走ってるのを見かけることないけどね」
「そうでしょ?バンパイアだって一緒よ。血を飲むけど別に生きてる奴から直接飲もうなんてことしないわよ。気持ち悪いじゃない。追いかけるのしんどいし、それに相手も痛いだろうし。友達へるわっ!」
「吸うわけないじゃない。あたしゃドラキュラか」
「ドラキュラじゃないの?」
「ドラキュラじゃないに決まってるじゃない。あたしの名前は闇原 真由子でしょ?」
「ん?それは知ってるけど」
「あんた知ってる?ドラキュラって人名よ。ドラキュラ伯爵って人の名前。あんた人間?それとも鈴木って聞いてるのと一緒よ」
「ドラキュラ伯爵って名前のバンパイア。鈴木っていう名前の人間。そういうこと。わかる?」
「ふうん。ドラキュラって人は有名なんだね」
「そりゃ処女の生き血を専門に吸ったパイオニアだからね。まぁ逆にバンパイアの中にほかに有名な人がいなさすぎるだけだけど…」
「なんでだろうね?」
「みんな夜型だからじゃない?」
「夜型ってたいへんだね」
「もう、ホント大変。電車バスは止まってるし、テレビはちょっとエロいのしかやってないし、ショッピングなんかコンビニとアマゾン以外でしたことないし」
「それで真由子は生き血は吸わないの?」
「吸うわけないじゃないっ!」
「そうなの?」
「じゃあ、逆に聞くけどあんた魚たべるわよね?」
「まぁ、食べる」
「じゃあ白魚の踊り食いって好き?」
「いや、好きじゃないな。っていうか白魚の踊り食いが好きな高校生って・・・」
「どうして?」
「だって、のどの奥でうねうねして気持ち悪いもの。それに生きてる魚なんて手には入らないし」
「そうでしょ?じゃああんた牛や豚って食べるわよね?」
「ん、まぁ」
「それじゃあ走ってる牛や豚を見て、あー、おいしそうとかって思う?追いかけていって喉元にがぶっと噛みついてみたりする?」
「いや、それはないな。まぁそれ以前に牛や豚が走ってるのを見かけることないけどね」
「そうでしょ?バンパイアだって一緒よ。血を飲むけど別に生きてる奴から直接飲もうなんてことしないわよ。気持ち悪いじゃない。追いかけるのしんどいし、それに相手も痛いだろうし。友達へるわっ!」