闇に映えるは儚き桜
 
「え………?」

君は驚いた顔

その顔を見て自分が何を言ったか思い出す



は、恥ずかしい……


「ごごご…ごめん、忘れて!」

咄嗟に離れようとした
それなのに、抱き締めている腕は離してくれなくて。


「あーあ…言われちゃった」

「え?」
















「そーゆーのは普通さ、男から言うものじゃんか。」





耳元で、聞いたことのない低い声が囁いた。




 
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