風相新東
「翼と.....転入生の子を?」
あたしの友達はズバリ言い当てる
「う......うん。」
「それは.......彼女として
悲しいよねぇ....。」
「まぁ、でも?
斗紀君なら 大丈夫なんじゃん?
翼の事、誰よりもずーっと見てきたし
ふいんきも知ってるんだし!!
翼が斗紀君を信じないで、どうするの?」
あたしの親友は、いつも励ましの言葉をくれる
いつも、マイナスに考えてばかりのあたしに
いつも 優しい言葉をくれる
「そうだね!! あたしが斗紀の彼女なんだから
あたしが斗紀を信じなきゃ、斗紀も信じてくれないもんね!!」
「そう、そうだよ~!!
だから、あまり考えすぎないでよ?わかった?」