風相新東
「斗紀....歩くの早いよ。
待ってって行っても 聞いてくれなくて
ほんと苦しかったんだから....。」
ゼーゼーと言いながらも
喋る翼。
「ごめんっ...俺。」
今にも倒れそうな翼を抱きしめた
翼は小さいから胸にすっぽりおさまる
「あたしも....ごめんね?」
俺が嫉妬してたって分かってたんだ
「謝るのはあたりまえ~
俺、最高に悲しかったんだし。」
翼を離して 目線を翼に合わせた
「/////っ。」
照れてる翼 ほんとにかわいい。
白くてふんわりした肌
小さい唇 ぱっちり二重の目 長い髪
小さくて細い体
強く抱きしめたら 折ってしまいそうな体を
優しく抱きしめた。