風相新東




「ま、職員室でドーント
叱られてこい!

俺がお前の代わりに翼と昼飯食ってやる」




俺の肩に手を置いて 憎たらしい事を言う仁





「ふざけんな、俺はゼッテーに認めねぇ...。」




肩に置かれてた手を振り払って

屋上に向かった







何段もある階段をのぼって目の前に見える
ドアを思いっきり開けた





ドアの音と同時に振り返る翼






「斗紀おそ~い...。」



待ってたよって顔をする翼

翼の元に駆け寄って ゴメンと
謝るつもりだったけど...




「翼、これ持ってって
すぐ帰ってくるから...。」


弁当を押し付けた





‘ごめんね’は




あとでちゃんと言うから


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