先生のバイク ~side先生~


ベッドの近くには、白いマフラーと、黒のコートが置いてあった。



・・・沖野さんのだ。

そういえば、沖野さんは、セーラー服と、セーターしか着ていなかった。

ほとんど、俺に着せてくれたから・・・。




そういえば、切符代も払っていなかった。







・・・見ず知らずの人に、ここまで優しくしてくれるなんて・・・。



胸が締め付けられる。


こんなの初めてだ。









もしかして、これが・・・






恋なのか・・・???
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