先生のバイク ~side先生~
「・・・ごめん。」

「えっ??」


たぶん、俺のせいだ。
こんな寒い中、マフラーと、コートを奪ってしまった。


「・・・ところで、どうしたんですか??」

「あっ、昨日のお礼、したいから・・・」

「そっ、そんな・・・。」

「あっ!カフェ行こっ!!」

「わっ・・・!」

俺は、沖野さんの腕を引っ張った。

そして、とうとうついた。


「オ、オシャレなカフェですね・・・。」

「うん。ここら辺、俺の家の近く。
 西原高と俺の家、結構近いんだ。」

「そうなんですか・・・。」

メニューを聞きに、店員が来る。


「ご注文は?」

「コーヒーと、ミルクティー」

「かしこまりました。」

店員が去っていく。

「えっ!??私のまで、ごめんなさい!!」

「ううん。昨日、俺ん家に忘れてったでしょ??
 それを返しにきた!」

「そんな・・・、
 ありがとうございます。」


沖野さんは、少し遠慮しているようだ。






こういうのタイプ、なんか新鮮。





なんか、見ててもあきない。
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