先生のバイク ~side先生~

別れ

「山本さん・・・・・。」

沖野さんの顔は、真っ赤だった。

「うれしすぎます・・・。」

「・・・・・。

 俺も・・・。」

(プルルルルルッッッ)

甘い雰囲気を、俺のケータイがぶち壊した。


「・・・ごめん、ちょっと待ってて。」

ケータイを開く。

妹・夢子からだ・・・。

「もしもし・・・。 
 夢子・・・??」

『お兄ちゃん!! 
 大変だよっっっ!!』

「はっ??
 またゴキブリがでたとか??
 ・・・そんなことでかけてくんなよ~。」

『ぐすっ・・・』

「夢子・・・??」

夢子がおかしい。


「おいっ!!どうしたっっっ??」




『お母さんが・・・


 



 




 ・・・・・・出てった。』
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