先生のバイク ~side先生~

どちらかといえば、ギャル系の女に話しかけられる。

「なに??」

ちっ、なんだよ、こういう時に・・・。

「ウチとデートしない??」

でたでた! 逆ナン!!

たいしてかわいくないのに、どこにそんな自信があるんだよ!??

「いや。」

「何で~??」

「人待ち。」

「誰待ってんの??」

「誰だっていいじゃん。
 ウチ、萌ってゆーの。2年で~すっ!
 あなたは?3年??南原とか、頭いいね!」

無視、無視!!

「なんで、無視すんのー??」

「人待ってるから。」

「誰よぉ~!!」

「ちっ、だから、沖野ってヤツ。」

「えっ、ゆきね??」

「知ってんの??」

「ウチ、ゆきねと同じクラスだし、同じ部活!!」

「えっ、写真部、何時に終わったの??」

「4時。」

「えっ??」

「ねぇ、あなた、ゆきねのお兄さんかなんか??
 ゆきね待ってんの??」

「そうだけど。」






「だったら、いないよ・・・。」
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